ヨーグルトと聞けば体の調子を整えるなどの良いイメージがありますよね。
健康のため、便秘解消のためなどの理由で今も食べている方はいるかとは思いますが、このヨーグルトお通じ以外にも色々と効能があるんです。インフルエンザ予防対策、そしてメタボリック症候群の予防効果があるんです!お腹周りが気になる中高年の人は期待しちゃいますよね。摂取量と摂取の時間を調整することで腸内環境を向上させダイエットに非常に効果的なんです。
そんなヨーグルトダイエットについてお話したいと思います。
それは、たんぱく質、カルシウム、乳酸菌を摂取できるという点です。詳しくひとつひとつご説明していきます。
①たんぱく質
ヨーグルトには、必要栄養素のたんぱく質が多く含まれています。ヨーグルトのタンパク質は、発酵前の牛乳に比べると、その一部が分解されてアミノ酸になっているため、消化・吸収力が格段にアップしています。私たちの筋肉・臓器・皮膚などはたんぱく質でできています。このたんぱく質が不足すると筋肉量の減少につながり痩せにくく太りやすいカラダになってしまうのです。
②カルシウム
ヨーグルトに含まれるカルシウムも発酵されていることにより、牛乳で摂るよりも、吸収率が高まっています。カルシウムが不足すると、脂肪が増え体脂肪がつきやすくなります。つまりカルシウムの摂取量が多い人ほど脂肪の排出が促進されるということです。またカルシウムには体温を上げる働きがあるので、基礎代謝を上げて脂肪を燃えやすくし、不要な老廃物を排出しやすい体にしてくれます。なのでこのカルシウムもダイエットをするには忘れてはならない栄養素のひとつです。カルシウムの吸収率が高いのは夜なので、夜の摂取はより効果的です。
③乳酸菌
乳酸菌とは、糖を分解して乳酸などの酸を作り出す細菌の総称を言い自然界に多く存在します。人間の体内にあるのはビフィズス菌やアシドフィルス菌などで、「善玉菌」と呼ばれます。腸内には同時に「悪玉菌」という悪さをする善玉菌が存在しています。この善玉菌が増えれば、体に悪影響を与える悪玉菌が少なくなるのです。
悪玉菌が増え腸内環境が悪化すると、血液がドロドロになりやすく便秘がちになり、結果代謝も悪くなります。また脂肪を溜め込みやすくしたり体脂肪を増やしてしまうこともあるので太りやすい体質の方の多くは腸内で悪玉菌が増えている可能性があるということになります。
一方で善玉菌が腸内に多い人は血液がサラサラになり血の巡りもよく、便通も良くなり老廃物の排出がスムーズなため代謝がアップし痩せやすい体質になります。脂肪を吸収しにくくなり、余分なカロリーを摂取する前に排出できるようにもなることから、ダイエットにおいて重要なのです。
また、腸は「第二の脳」とも言われ、自律神経と深い関わりがあります。自律神経が乱れていると太りやすくなるとも言われているので、乳酸菌を摂って腸内を綺麗にすることは非常に大切なことなのです。
ずばり夜です!それも食後の夜です。
ヨーグルトダイエットを意識するには夜、食後にヨーグルトを食べることがお勧めです。
夜、食後ヨーグルトを食べることで腸内環境を整え痩せやすい体質に変化していきます。
では、なぜ夜、食後なのかというとそれには理由があるからです。
理由①
夕食後に食べる
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は空腹時に食べると、胃酸に負けてしまいヨーグルトの乳酸菌が死んでしまうのでなかなか腸に届きません。そのため、胃酸の分泌が少ない食後に食べることで乳酸菌をより多く腸に届けることができるのです。
理由②
腸の活動が最も活発なゴールデンタイムが22時~2時であるため。
腸は寝ている間に活発に活動するのです。ちなみに活動ピークは午前0時。ですのでこの3時間前に食べることが効果的なんです。
200gのヨーグルトを食べてください。
市販のカップヨーグルトは100g程度ですので単純にカップヨーグルトだと2個ということになります。また、200g以上食べてもその効果は変わらないので要注意です。寝る前に食べるため、カロリーが少ないプレーンタイプをそのまま食べるのがよいでしょう。健康に良いからと言って、必要以上にヨーグルトを摂取するのは逆効果です。ヨーグルトの成分を見ても、他の食品と比べてヘルシーとは言えないからです。
ヨーグルト100gあたりの成分
カロリー 61kcal
炭水化物 4.66g
脂肪 3.25g
タンパク質 3.47g
普通の食事プラスデザートとして食べると、確実にカロリーオーバーになると思われます。ですので、その分夕食は抑え目で食べるようにするとよいでしょう。
また、日本人は遺伝子上、乳成分(動物性乳酸菌)の分解酵素を持つ人が少なく、牛乳を飲むとお腹を壊す、という人が非常に多いです。
ヨーグルトなら平気だから、と思っていても腸内で分解されずに残留した乳成分が逆に腸内環境を悪化させる恐れもありますのでその点は十分ご注意を。
毎日です。日々食後の夜食べましょう。
毎日食べなければ、腸内の善玉菌の数を増やすことが難しいのです。
ですから、200g以上のヨーグルトを1週間に数回食べるといった感じだと効果は低いです。
ただ先ほども述べたようにヨーグルト自体カロリーが低くはないので食べ過ぎないこと。過剰摂取は肥満の原因にもなりかねませんし、たくさん食べたからと言って善玉菌が食べた分だけ増えるなんてことはありません。適量の200gを毎日継続して食べましょう。
スーパーに行って陳列棚見てもらうとわかるようにヨーグルトにもいろいろ種類がありますよね。そんなヨーグルト、よく見ると、「○○株(菌)使用」という表示があります。
そう、ヨーグルトは元になる乳酸菌によって、風味だけでなく効果にも違いがあるのです!
乳酸菌には様々な種類がありますが、その中でも「ガセリ菌SP株」は、内臓脂肪の蓄積を抑制してくれます。
ガセリ菌SP株は、雪印メグミルク株式会社の研究機関、ミルクサイエンス研究所が培養した乳酸菌です。
元々、ガセリ菌自体は、ヒトの腸内に存在する善玉菌です。そのガセリ菌から分離培養したものが、「SP株」と名づけられました。
ガセリ菌SP株は、次のような特性があります。
①腸に届きやすい
②元々は常在菌なので増えやすい
③コレステロール低下などの健康促進作用がある
という素晴らしい乳酸菌なのです。
それに加え、内臓脂肪の減少・蓄積の抑制も期待できるのですから、すごいの一言に尽きます。メタボリック症候群予防には抜群です。
この「ガセリ菌SP株」の働きにより、食事とともに食べることで脂肪の吸収を抑え、内臓脂肪を減らすのを助けるので、肥満気味の方で内臓脂肪が気になる方の食生活の改善に非常に有効的なのです。
この「ガセリ菌SP株」が入っているヨーグルトが恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルトです。
ガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株の2つが配合された特定保健用食品認定のヨーグルト。
・ガセリ菌SP株…日本人由来の乳酸菌で、腸に長く留まることができる。小腸に存在し、内臓脂肪や皮下脂肪を減らす機能がある。
・ビフィズス菌SP株…大腸に存在し、便秘解消に効果がある。
特定保健用食品認定されており、その他脂肪ゼロタイプもあります。
いかかでしたでしょうか、夜、食後ヨーグルトダイエット。
注意点が何点かあったことだけ忘れないでください。
①食べ過ぎには要注意!メタボ予防どころか、逆に太ってしまいます。
②毎日続けること
一日200gのヨーグルトを毎日、食後の夜食べる。これを続けましょう。
また、たくさん食べるとどんどんお通じが良くなる!と感じていても、それはお腹を壊しているだけかもしれないので要注意。
通常の食事とのバランスを考えて、適度な量を毎日続けるのが、メタボ予防、ダイエット、ひいては健康に繋がるのです。
このような食事系のダイエットは正直即効性はありません。
ですので決してあせらないでください。日々自分の体を磨き上げているという感覚で継続して行ってみましょう。
体の内側から整えるヨーグルトダイエット、あなたも気軽に始めてみませんか?
最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、今日も一日健康で。