アジア発祥のきびは、小麦とほぼ同量のタンパク質を含む上にグルテンフリー。
体の健康にいいビタミンB群、カルシウム、鉄分も豊富です。
では、そんな「きび」についてご説明していこうと思います。
きびとは?
きびとは雑穀米のひとつで、もちっとした食感とコクのあるたんぱく質が豊富な穀物です。
紀元前新石器時代からの人類の食用穀物で、中国の華北地方では、アワとともに古代の主要穀物でした。
日本には縄文時代に渡来したアワより遅く、弥生時代に渡来したと考えられています。
『万葉集』にキビの記述があるとおり日本では古くから親しまれており、童話『桃太郎』の作中に登場するキビダンゴは皆さんも知ってますよね?
きびの特徴
生長すると草丈1メートル程度になり、夏から秋にかけて茎の先に20センチメートル程度の穂ができ、垂れ下がります。
秋に花が咲き、黄色い実がなる。実が黄色であることから、「黄実(きみ)」→「きび」となったとするのが有力な語源説です。
実はアワより少し大きく、アワ同様、うるち種ともち種があります。
きびの栄養
穀物の中で一番低カロリーと言われ、良質なミネラル・たんぱく質を含み、特に鉄分・亜鉛・マグネシウムが多く含まれます。
白米と比べて食物繊維約3倍、カルシウム約2倍、マグネシウム約4倍、鉄分約3倍、カリウム約2倍です。
良質のたんぱく質、ビタミンB群、鉄分、ミネラル、食物繊維が多いにも関わらず低カロリーというのが嬉しいですよね。
きびの食べ方
ご飯に混ぜて炊いたり、すぐ火が通るのでスープや煮物に加えたりと、様々な料理に使える万能穀物です。
炊飯器で炊く場合
お米に対して1-2割まぜて炊いてください。 水加減は1-2割ほど多めにしましょう。
ごはんに混ぜて炊くと、たまごの黄身に似たきれいな黄色となり、コーンのようなほのかに甘い香りがします。
さらに、ふんわりと軽い食感が特徴です。
終わりに
いかがでしたでしょうか、「きび」
ご飯に混ぜて炊くと、色も黄色で良いアクセントになると思います。
きびはもちもちしているので、麦ごはんのようなパサつきやすいものに炊くときに入れると、モチモチになって麦ごはんが食べ易くなりますよ。
是非、一度試してみてはいかかでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、今日も一日健康で。