皆さん「体幹」という言葉聞いたことありますか?
体幹とはその名の通り、体の幹ということです。
プロサッカー選手の長友佑都選手は大学3年生の時、腰椎分離症とヘルニアを患い、走ることさえできない状態が続いていました。そんな時にこの「体幹」に出会い、KOBAスポーツエンターテイメントの木場克己さんの指導を受けた結果、わずか2か月で試合に復帰でき、プロ行きが決定したという話があります。
そんな「体幹」。決してプロスポーツ選手のみが行うものではなく、私たち一般人にとっても実は必要不可欠なんです。
筋肉は40代から衰えていくので、動きの土台となる体幹を鍛えるのは、アスリートではなく、普段運動していない人にこそ必要です。転倒しない体は体幹トレでつくることができるのです。
では、そんな「体幹」についてご説明していきたいと思います。


改めて体幹とは?
元々体幹とはその文字が示す通り、体の幹ということです。体の幹ですから、いわば胴体の部分を指します。つまり体幹を鍛えようということは、胴体を鍛えようということです。
いくら腕や足を鍛えてもそれらを支える胴体部分がきちんとしていないと各自の機能を活かすことはできないのです。
この場合の体幹とは胴体部分のことですから、具体的には胸、背中、腰回り、腹筋、お尻はすべて体幹の構成要素ということになります。
さらに、胴体という中でももっと詳しく説明すると「腹腔」というお腹の内臓が詰まった部分を囲んでいる部分のことを体幹とも呼びます。
この「腹腔」は、
◆腹横筋
◆多裂筋
◆横隔膜
◆骨盤底筋群
この4つの筋肉で囲まれていて、ここがしっかりとしていると結果として体の中心がしっかりとしていきます。
これらはすべて体の内側になるので、インナーマッスルとかローカル筋などと呼ばれていて、体の外からはそれが強いのか弱いのかが見分けにくいという特徴があります。
体幹を鍛えるメリット?
体幹を鍛えるメリットを一言で表現するならば、力を十分に発揮しやすくなるということです。
それはスポーツなどの競技の場合は特に分かり易いメリットとなりますが、それ以外の日常生活においても力を発揮しやすくなるメリットは大いに感じることできます。
例えば、毎朝の通勤電車内でよろけない、重い荷物を持てる、姿勢がよくなる、息切れしにくくなる、疲れが溜まらない、腰痛が治る、等々、まさに日常に密着したメリットだらけです。
力は筋肉が生み出すものですが、それが効率よく伝わってスムーズに動きへと変換されていくためには体の軸である体幹がしっかりとしていなくてはなりません。
逆に言えば、この体幹がしっかりとしていると末端の手足で発揮する力が大きくなるということでもあります。
おススメの一冊
「体幹トレーニングと出会わなければ今の僕はない」
そう断言するプロサッカー選手・長友佑都。
その長友選手を作り上げた体幹トレーニングがこの一冊にまとまっています。
本人がモデルとなり、やり方、呼吸法などポイントを紹介しています。
特徴は、実際に行ってきたトレーニングを20個厳選している点。
そしてその20個から、
「ダイエットしたい」
「腹を凹ませたい」
「腰痛を解消する」
「キック力を上げる」
「ぶれないカラダ」
「投げる力をつける」
「姿勢をよくする」
「疲れないカラダ」
という目的別のトレーニングメニューと長友選手の小学生時代から現在までを振り返りながら綴る年代別のトレーニングも紹介しています。
初心者から上級者まで無理なく、高い目標を実現できる至高の1冊となっています。
終わりに
いかかでしたでしょうか、「体幹」
スポーツ選手に限らず日常生活の中でヘルニアで腰痛でお困りの方にもこの体幹を鍛えることは非常に効果的です。
また、大人に限らず子供もできますので親子で一緒にやってみるのも良いかもしれませんね。
この体幹トレーニング、根気よく続けることで忍耐力もつきます。
1回15分、週1~3回でも十分効果は期待できると思います。
是非一度試してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、今日も一日健康で。
長友佑都体幹トレーニング20